この記事では韓国でのコロナウイルスの発生状況、医療状況を正しく知るためのサイトを紹介する。内容は大きく二つに分かれる。一つは、最新状況を知るための総合サイト(政府による公的サイト)。もう一つは、デマや流言飛語を検証するファクトチェックに特化したサイトである。
目次
1.コロナウイルスの発生状況のページ
1.1 韓国政府によるコロナウイルス関連の最新情報まとめページ
1.2 韓国政府・疾病管理本部(KCDC)のページ
2.ファクトチェック関連のページ
2.1 韓国政府によるコロナウイルス関連のファクトチェック
2.2 感染が急増した大邱(テグ)広域市によるファクトチェック
2.3 最高学府・国立ソウル大学によるファクトチェック
1.コロナウイルスの発生状況のページ
1.1 韓国政府によるコロナウイルス関連の最新情報まとめページ
まずはコロナの発生状況の概観を把握できるページを紹介する。韓国政府(中央政府)によるコロナウイルス関連の最新情報まとめページである。
内容:概要(確診患者数・完治者数・対前日増減・韓国全土の発生状況など)
更新:1日1回(午前零時基準)
言語:韓国語のみ。英語と中国語を作成予定(3月15日時点)。
参考までに、3月13日の時点でのサイトを日本語訳してみたので、以下ご覧いただきたい。関連情報を整理したダッシュボードの形式で見える化されていることが分かる。

1.2 韓国政府・疾病管理本部(KCDC)のページ
続いて、疾病管理本部(KCDC)のページを紹介する。こちらは、コロナウイルスをはじめとする公衆衛生全体を統括する公的機関である。感染症予防など全般的な知識を検索するのに便利である。韓国語と英語の両方で公開されている。
2.ファクトチェック関連のページ
続いて、流言飛語に惑わされないために、政府・大学機関などが、報道内容を検証するいわゆる「ファクトチェック」のページを紹介する。
2.1 韓国政府によるコロナウイルス関連のファクトチェック
まずは、上記1.1のコロナウイルスまとめページの中にあるファクトチェックを紹介する。コロナウイルスの発生状況を中心とした報道内容のファクトチェックである。
2.2 感染が急増した大邱(テグ)広域市によるファクトチェック
続いて、2月に感染が急拡大した、韓国南部の大都市である大邱(テグ)広域市が市のホームページ上で行っているファクトチェックのページを紹介する。日本では「医療崩壊」と煽られている同市だが、実際のところはどうなのかを冷静に見るために是非ご覧いただきたい。
http://www.daegu.go.kr/dgcontent/index.do?menu_id=00936591
2.3 最高学府・国立ソウル大学によるファクトチェック
最後に、韓国の最高学府である国立ソウル大学の言論情報研究所が行っているファクトチェックのページを紹介する。同ページは韓国国内のジャーナリズムと連携して、コロナに限らず政治・経済・社会その他さまざまな分野でのファクトチェックを実施している。
以上、流言飛語に惑わされないよう正確なソースおよび情報の検証(ファクトチェック)を行う一助になれば幸いである。