【コロナ】マスクをしよう:韓国・大邱(テグ)の看護師からの伝言

私の妻は韓国人である。出身地は南部の大邱(テグ)という街である。そう、今回のコロナウイルスの感染が爆発的に広がったことで韓国だけでなく世界的に有名になった、あの大邱である。

妻の母、すなわち私の義理の母はその大邱の小さな病院で看護師をしている。先日、妻の母と電話をする機会があり、ぜひ伝えたいことがあると言われた。それは、「マスクをしろ、マスクの効果は劇的だ。」というものだった。

妻の母の勤務する小さな病院にも、ついにコロナ患者が入院してきた。妻の母は仕事なのでコロナ患者の世話をした。身体的な接触(服などを触る)も行った。妻の母だけでなく、ほかの多くの医師や看護師も同様にコロナ患者と接触した。当然、濃厚接触者に該当するため皆検査を受けた。幸い、妻の母は二回検査を受けて二回とも陰性(コロナではないという結果)だった。

妻の母曰く、あれほど小さな病院にコロナ患者がおり、毎日接触せざるを得ない環境にある医療スタッフがコロナに感染しない理由は、「コロナの感染者がマスクをしているから」としか考えられないとのことだった(もちろん、手洗いも全員徹底的にしている)。「だから」と妻の母は言う。「感染者がマスクをすればコロナが広がるのを遅らせられるはず。問題は、誰が感染者かすぐには分からないこと。だからとりあえずみんなでマスクをするしかない。」

妻の母の論理を社会全体に広げてみると、「誰がコロナ感染者か分からない状況では、広く社会全体の全員がマスクをするべき」という結論に至らざるを得ない。もちろん、「マスクでコロナは防げない」という指摘があることも十分認識している。しかしながら、未知のウイルスでもあり、まさに研究が進んでいる最中でもあることから、少しでも可能性があるならできる人は必ずマスクをするのは重要なのではないだろうか。

もちろん、「コロナの感染者はそもそも外出をすべきでない」というのも正しい。感染していると分かったら無条件で家にいるべきだ。感染が分からない状況では、無自覚なまま他人に感染させることを防ぐためにマスクをすべきということだ。これは特に、検査体制を拡大しないことに決めた日本社会に当てはまるのではないだろうか。

(4月3日追記)

大邱(テグ)の義母と再び電話して、病院でどのようなマスクを使っているか確認した。大邱では、医療関係者も一般人も皆KF94というフィルタ付きのマスクを使っているそうだ。

KF94マスク

義母によれば、最初はデンタルマスクを使っていたのだが、コロナを防ぐ効果が無いと判断されたため途中から一斉にKF94へと切り替えたらしい。

今では大邱の街中では誰もがこのKF94を着用しているとのこと。そして、KF94を皆が着用するようになって大邱ではようやくコロナが沈静化したらしい。ちなみに、4月3日に発表された前日の大邱の新規感染者はわずか9名だった。

なお、義母の個人的な意見として付け加えておくと、「布マスク」は感染を防ぐ効果が無いとみなされているらしい。医療関係者は誰も布マスクをしないそうだ。

Published by Atsushi

I am a Japanese blogger in Korea. I write about my life with my Korean wife and random thoughts on business, motivation, entertainment, and so on.

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