隣国への無知と偏見を暴く――偽りの批評を一刀両断する

韓国の民主主義に対する一部の批評は、無知と怠慢を隠すための戯言(たわごと)でしかありません。これらの批評は、歴史をねじ曲げ、隣国の努力を嘲笑し、誤った優越感に浸るための道具にすぎません。その薄っぺらさは、批評と呼ぶに値しない愚作であり、社会の健全な議論を腐敗させる害悪です。本稿では、こうした欺瞞の塊を徹底的に斬り捨て、真実を明らかにします。

問題の記事。Yahooニュースより。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bb714061c4406b0484290f93f2279e2c187a11b2?page=1

市民の闘争を「自賛」と嘲笑する卑劣さ

批評が「韓国メディアが民度を自賛している」と主張するのは、無知蒙昧(むちもうまい)の極みです。韓国市民が戒厳令に抗議し、軍や警察の圧力に屈せず民主主義を守ろうとしたのは、真に称賛に値する行動です。これを「自賛」として矮小化する態度は、民主主義の本質を理解する知性を欠いた者の戯言です。

市民が自らの犠牲を誇ることに何の問題があるのでしょうか?それは誇り高い歴史の証左であり、世界中で評価されるべき行動です。このような行動を「自賛」として片付ける者こそ、自らの不甲斐なさを隠すために他者を貶める小人(しょうじん)でしかありません。

民主主義の守護を「政争」と切り捨てる欺瞞

戒厳令下での市民の抵抗を「左派活動家による政争」とみなす主張は、真実を意図的に捻じ曲げる卑劣なプロパガンダです。戒厳軍が国会を不法に占拠しようとした行為こそが民主主義への重大な挑戦であり、それに立ち向かった市民と国会議員の行動は、民主主義の正当性を守るための闘争です。

これを「政争」とするフレーム付けは、まさに批評者自身が政治的意図を持っていることの裏返しです。このような主張は、自らの思想を正当化するために民主主義の基盤を攻撃する、極めて危険な行為です。

韓国の民主主義の歴史を無視した無知

韓国の民主主義は、市民の血と汗で築かれたものです。三・一独立運動、4.19革命、87年の民主化運動など、韓国の歴史は民主主義のための闘争の歴史そのものです。この背景を無視し、「韓国の民主主義は緩い地盤に立っている」などと断じるのは、歴史に対する侮辱であり、批評ではなく中傷です。

日本と韓国の民主主義の歴史を比較するならば、日本は戦後、アメリカによって民主主義を与えられた側面が強い一方、韓国は自らの手で勝ち取った民主主義を守るために戦い続けてきました。この違いを無視することは、批評を名乗る資格を根底から失わせます。

西欧型民主主義への誤解と優越感の欺瞞

韓国市民が積極的に政治に参加し、デモやストライキを通じて声を上げる文化は、西欧型民主主義の本質に極めて近いものです。一方、日本では市民運動や政治参加の意識が低く、むしろ封建的な要素が根強く残っています。

それにもかかわらず、「韓国は日本より民主主義が劣る」とする主張は、根拠のない優越感に基づいた欺瞞です。隣国を批判することで自国を高く見せようとする態度は、卑劣そのものであり、批評の名を借りた自己満足に過ぎません。

「法治の欠如」への非難という自己矛盾

戒厳令を出した右派大統領の暴挙をもって「韓国は法治国家ではない」とする主張は、論理の破綻を露呈しています。むしろ、この暴挙に対し市民が立ち上がり、軍に抗議して民主主義を守った事実こそ、韓国が法治を尊重しようとする意識を証明しています。

韓国の法治主義を批判する前に、日本の歴史における法治の形骸化や、特定勢力による法律の悪用を顧みるべきです。こうした自己矛盾に満ちた批評は、隣国批判ではなく、自国の恥部を投影したものでしかありません。

結論――批評家の無知と怠慢を糾弾する

批評は、事実に基づき公平かつ誠実であるべきです。しかし、今回批判した記事に見られるのは、無知と怠慢、そして隣国を軽視する狭量な精神です。このような批評が公然と流布されることは、社会全体の教養と知性を侮辱する行為に他なりません。

私たちは、こうした欺瞞に満ちた言説を許してはなりません。隣国の歴史や努力を嘲笑する者たちに対して、事実を突きつけ、彼らの無知を暴露することこそが、真に健全な社会を築くための第一歩です。偏見と無知を打ち砕くことで、私たちはより深い理解と成熟した民主主義を手に入れることができるでしょう。隣国を侮蔑する者たちよ、鏡を見よ。それこそが、あなた方が本当に批評すべき対象なのだ。

Published by Atsushi

I am a Japanese blogger in Korea. I write about my life with my Korean wife and random thoughts on business, motivation, entertainment, and so on.

Leave a comment