Yahoo嫌韓記事・嫌韓コメントに関する小意見

Yahoo嫌韓記事・嫌韓コメントに対しては断固たる措置を取り続ければ必ず無くすことができる。嫌韓とは単なる弱い者いじめの劣情の発露でしかなく、一切の論理性を欠いた社会的な病気なので、韓国が強いと分かれば嫌韓をしている連中は素知らぬ顔をして攻撃の対象を別に移すであろう。 それまでが問題だが、まずはYahoo嫌韓記事・嫌韓コメントの「生態系」を正確に認識する必要があると思う。 ・誰が書くのか ・誰が読むのか ・誰がお金を払うのか ・誰がお金を受け取るのか この4点について、把握する必要がある。 ウェブ上では、良心派市民が「誰が書くのか」「誰が読むのか」についてある程度議論を進めている。だが、「誰がお金を払うのか」「誰がお金を受け取るのか」についてはまだわかりにくい。契約関係などもあり、外部から窺うのは限界がある。しかしながら、把握すべきである。

『大清帝国への道』と多民族国家の萌芽

多民族国家・中国の直近の基層と言える清朝だが、その多民族性の萌芽は既に入関前から見られるという指摘がとても勉強になりました。 ここ に 成立 し た 大 清 国 の 支配 構造 は、 満 旗( 満・蒙・漢)・漢( 長城 以北 の 農耕 地域)・藩( 内 モンゴル 地域) から 成っ て い た。 長城 以北 の 漢族 農耕 地域 を 直接 統治 下 に、 外藩 の 内 モンゴル 地域 を 間接 統治 下 に 置く この 構造 は、 東北Continue reading “『大清帝国への道』と多民族国家の萌芽”

男性特権に関する簡単な考察

太田 啓子『これからの男の子たちへ: 「男らしさ」から自由になるためのレッスン Kindle Edition』大槻書店、2020年を読了した。 その中で一番印象的だったのが、ある教授の言ったとされる言葉である。 講義 名 に「 女性 差別 について」 と 掲げ た とき より「 男性 特権 について」 と 掲げ た とき の ほう が、 男子 学生 の 食い つき が よかっ た そう です。 女性 差別 は 自分 たち に 関係 の ない 話 だ と 思う けれど、「 男性 特権」 だ と 自分Continue reading “男性特権に関する簡単な考察”

2021年第一四半期(1月、2月、3月)振り返り

プロツイッタラーとしては四半期に一回ずつ自分の呟きを振り返る必要があると考えます。 2021年1月、2月、3月、わたくしはどういうことを考え、呟いてきたのでしょうか。 まず1月ですが、とにかく寒かったです。 1月上旬はとにかく最高気温がマイナスの日々が続いたソウルですが、この日は特に寒かった。 アナ雪に憧れて「少しも寒くないわ」とか呟いてたりもしましたが、正直死ぬほど寒かったです。死ぬほどというのは冗談じゃありません。この日ではないものの、死人が出ています。 https://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=5078391 同じ外国人労働者として、胸が痛い事件でした。 寒いととにかくテンションが下がり、1月2月はあまり調子が出なかった記憶があります。それはお財布を見れば如実に表れてもいます。やはりアツシという名前をもって生まれてきただけあり、暑い季節のほうが調子が出るようです。 生まれるといえば、絶賛二世計画中なのですが、ふと妻の親戚に言われた上記の言葉を思い出してツイッターに書いたところ意外な反響がありました。いい話風に受け取ってくれる人もいれば、実はこの発言自体男性中心主義的でもあるという視点を教えてくれる方もおり、勉強になりました。 生活はともかく、社会、政治的な関心ごとについての呟きはどうだったでしょうか。同じく2月に、言語を通じて社会を考えるための呟きをしていました。 ええ、誤字ってますとも。(女偏が正しい) 韓国語はご存じの通りハングルで表記されます。ハングルは表音文字といって、例えば英語のアルファベットのように、音を示す文字の組み合わせによって言語を表現するのですが、これは漢字のような表意文字とは全く違う構成です。漢字のような表意文字は、とにかく字そのものに意味があり、発音は指定されないのです。まあ日本語を読める時点で分かりますよね。 ツイッター含めインターネットでは、ネトウヨがよく韓国語はハングルで表意文字なので、もともとの漢字語の意味が分からなくなっていて言語として断絶している、不完全である、みたいな暴論がよく見られるのですが、それに異論があるので呟きました。 漢字には確かに意味が込められている。しかし、それらは、何千年以上前に漢字が作られた時にはそれなりに意味があっても、現代社会ではむしろ有害なものも含まれているのではないか? 例えば嫉妬というのは、うらやむというネガティブな意味のある言葉ですが、嫉にも妬にも女偏が入っています。これは女性がそういうネガティブな感情の持主であるという古代の偏見の名残です。わざわざそうしたネガティブな意味を再生産する必要があるのでしょうか?別の漢字で置き換えてもいいでしょうし、あるいはまったく違う方法で表現してもいいはずです。 ハングルが出来た時点でも、漢字というのは出来てから数千年経っていたし、そもそも韓国語と中国語は語順など言語体系が大いに異なるので、漢字に固執する意味もあまり無かったはず。 そう考えると、韓国人が多くの言語、文字体系を研究して、漢字とは全く異なる文字体系を発明して自らのものとして採用したのは、やはり偉大だったと思うのです。その偉大さがいまいち日本では理解されていないので、分かりやすくフェミニズムに喩えて呟いたところ、結構反響がありました。 韓国の話やフェミニズムの話はツイッターでは燃えがちですが、特に最近はコロナもあって日本人も自信を無くしつつあるのか、以下のツイートもかなり反響がありました。 書いたままの意味ですが、あえて付け加えるなら、韓国語読みをすると別な印象も味わえるかも知れません。 また、この四半期は韓国語のオンラインコミュニティ(掲示板みたいなの)に僕の韓国語ツイートがデビューするという記念すべきクオーターにもなりました。 訳:[韓国永住権取得のための社会統合プログラムは時間もかかるし負担なので、21日隔離+ヨモギとニンニクを食べるというので永住権をくれればいいのに] 元ネタが分からない人は「檀君神話」で検索だ! このツイートが・・・ https://bbs.ruliweb.com/community/board/300143/read/51193003 こうじゃ(한잘알 일본인=한국을 잘 알고 있는 일본인/韓国を良く分かってる日本人) 嬉しい! これからは韓国でお笑い芸人を目指します! あと、こんな韓国語ツイートも意外に反響がありました。 僕が韓国の女性と結婚した日本人男性だからか、よく聞かれるのが「韓国の女性は日本の女性と比較してどう?」という質問なのですが、僕は日本では女性にモテなかったし比較出来ないんだすまんな。女性は妻しか知らぬ。なんとか見つけた愛をつかむために海を渡ってきた。という内容です。非モテは国を棄てるくらいのガッツを見せないと幸せになれない。 さて、長い冬がようやく終わろうとしています。 これ、本当に不思議なんですが、ソウルの冬は東京とは比べ物にならないくらい寒いですが、終わるときはちゃんと終わるんですよねえ。本当不思議。で、冬の間はスーツにペディンを着ていたようなサラリーマンも、徐々に暖かくなるこの時期、一年でも短いこの時期、「コート」を着ます。コートを着れるのは本当にこの時期限定!いま必死になって着ているところです^^ あと反響があった呟きといえばこれですかね。 韓国で働きたいって人は結構いるんですねえ。まあ僕のフォロワーがそういう人たちなんでしょうけど。時代は変わった! そうそう、ツイッターといえば最近、日記をつけるのにも活用しています。 「前の日の出来事を翌日の朝日記に書く」という運用なのですが、意外と面白くて続いています。日本語でつける週もあるし、韓国語でつける週もありますが、何となく頭の整理になるのでこれからもやってみようと思います。長く書く必要が無いのがツイッター日記のいいところでしょうか。 来週にはいよいよ4月!ようやく暖かくなってきたこの時期、どんな出来事が待っているでしょうか?今から楽しみです!

仁川大公園に行ってきた

仁川大公園に行ってきました。 テーマパーク的な入り口。 湖があります。 湖が本当にきれいなんです。 隣の池はまだ凍っていました。 妻と池を3周ほど散歩し、私はジョギングしました。 こういうすすきのある風景ってすごく韓国っぽいですよね。 指輪のオブジェがあったので妻の手と撮影しました。 途中で近くのカフェに寄りました。 カフェの近くに、樹齢800年という巨大な銀杏の木がありました。 カフェから公園に戻ってみると、先ほどの湖に夕日が落ちていくのが見えました。 夕日がとてもきれいで、満足でした。

今週の #韓国ブロックチェーン (2021年2月15日週)

キーワード:ブロックチェーン/不動産/defi(分散型金融)/金融民主化/釜山 少額で不動産投資が出来るようにするブロックチェーン基盤のプラットフォームを、セジョンテレコムが開発中。投資機会格差の是正を目指すと言う。 記事を見てみたい。韓国でブロックチェーン関係のニュースに強い、Financial New(ファイナンシャルニュース)というところが作成した記事を、同じくブロックチェーンに強い The Block Postが掲載している。 https://www.fnnews.com/news/202102141320313366 本記事の要点は以下の通り。 ・早ければ2021年末から、数千ウォン(数百円)単位での少額での不動産投資を可能にする、ブロックチェーン基盤の収益型不動産ファンドが開始する。このプラットフォームを開発するのはセジョンテレコムという会社であり、セジョンテレコムは2020年に釜山市のブロックチェーン規制自由特区の業者に選定されている。釜山銀行口座の所有者を対象に、オンラインで少額から不動産売買を可能にするサービスを開発中。 ・このサービスの狙いは、投資機会の格差是正及び透明なファンド運用の実現にある。韓国では、この数年不動産投機熱が高まっている。運用資産に乏しい個人等は投資の機会が制限されており、結果として経済的格差が拡大しているが、セジョンテレコムは一般投資家にも小口から投資ができる金融商品を提供することで機会格差是正を狙う。これは、高価な不動産についても、細かく区切ってトークン化することにより可能になる。また、近年韓国では不透明なファンド運用実態が明らかになった事件が発生しているが、ブロックチェーンの改竄不可能性はこうした憂慮無しに透明性のあるファンド運用を可能にする。セジョンテレコムによる不動産ファンド投資サービスでは、資産運用会社と信託会社、銀行、一般事務管理会社等すべてのサービスの参加者たちが商品販売から流通まで各レベルでの取引で発生するデータをすべて分散管理するため、詐欺被害等を予防できる。 ・セジョンテレコムのパク・ヒョジン副社長によれば、このサービスはSTO(Security Token Offering)と呼ばれる、仮想通貨による金融商品の提供の初期段階の例として興味深いものである。セジョンテレコムのサービスは、デジタル証書自体が法的な権利証明をもつのではなく、あくまで銀行口座単位で法的権利が発生するものではあるが、STOを目指して既存の法的枠組みの中で生み出された試みとしては注目に値する。

今日の #韓国カフェ ~永宗島編~

今日は仁川空港があることでも有名な永宗島(ヨンジョンド)のカフェを巡って参りました。 永宗島の位置はこの通り。仁川国際空港があることでも有名です。 1個目のカフェは「カフェ チャムジンドキル28」です。 (住所はこちら) https://m.place.naver.com/restaurant/1252341696/home 海辺のおしゃれなカフェです。 目の前は西海(ソヘ)の海でした。 このカフェの売りはオーシャンビューです。ご覧の通り一面の海景色。 この窓に書いてあるのは「너는 참 예쁘다. 눈부시게 아름답다.」(あなたは本当にきれいだ。眩しいくらい美しい。)という韓国語です。 窓の外の海や空の景色と、内装が素晴らしく調和がとれていました。美意識。 この感性は素晴らしいと思います。 テラス席もあります。海の絶景を、楽な姿勢で楽しむことが出来ます。 内装も綺麗でした。 当然カフェなのでコーヒーが飲めます。アイスアメリカーノが美味しいです。 アイスアメリカーノは5,000ウォンでした。 分かりにくいのですが、対岸の松島(ソンド)が肉眼ではっきり見えました。このあたりが仁川の魅力の一つでしょう。永宗島、松島、江華島、主だった島がそれぞれかなり近くにあってお互いに見ることが難しくないのですよね。 最後に、海とピアノの組み合わせがきれいだったので見ていってください。 続いて訪れたのは、「ウランニトップカフェ」です。 住所はこちら 을왕리탑카페인천 중구 을왕로 70 JNT건물 4층http://naver.me/GvkrzXKe ウランニは、仁川最大の海水浴場です。 このカフェの売りは何と言ってもウランニの海水浴場が一望できるロケーションです。 もちろん、内装も綺麗です。 ここのアイスアメリカーノは5,500ウォンでした。さっきのカフェより500ウォン高いですね。やっぱりいい場所にあると高いんですかね。 このカフェの名前は、トップカフェ。ということで、ルーフトップ(屋上)にも上ってみました。 階段も洒落ています。 屋上から眺める海水浴場もいいですね! 写真に見えるように、海水浴場の目の前は食堂街です。 車で食堂街を通ったのですが、客引きが熱心ですごくにぎやかでした! そうこうしているうちに、屋上から見える夕日が沈みかけていることに気が付きました。 そうでした、実はここには夕日を見るために来たのでした。 というわけで海水浴場に降りて海に向かいました。 無事に夕日に間に合いました! 僕たちと同じように、夕日を見に来た人がたくさんいました。 夕日が西海に沈むまで、見ていました。 永宗島はいいところです。

賢い移民生活:同胞編

珍しく夜にパソコンに向かう時間が出来ました。 最近感じたことを書きたいのですが、何かというとやはり私が韓国に暮らしながら、ある意味一番神経を使っているのが、実は日本人との付き合い方なのだということです。 ツイッターでは食べ物や風景の写真ばかりで、あまり触れませんが、私はソウルで働いているようです。まあ、毎朝「俺たちのソウルメトロ」の実況をしている生活パターンからバレているかも知れません。お仕事でも、日本人と会います。とてもいい人です。 普段の生活では、めったに日本人に会うことはありません。妻も韓国人ですし、韓国での友達も大体韓国人です。韓国に住んでる日本人のお友達は、本当に本当に数が限られています。お友達でいてくれてありがとう。 さて。 仕事、生活、と来れば(?)、残りはツイッターです。ツイッターの合間に仕事と生活をしている疑惑もありますね。 ツイッターというのはご存じの通り、エコーチェンバーです。つまり、少ない声が共鳴しあって、大きな声になる場所です。 韓国に住んでる日本人というのは、世の中的には少数派です。コロナ前ですが、日本外務省の方の統計(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/index.html)によると、令和元年10月1日現在の在韓邦人数は45,664人ということです。5万人いないんですね。コロナが起きてから、日韓の往来はたとえ長期ビザがあってもかなり限られていることから、今でも5万人前後であると推測されます。日本の人口が1億、韓国の人口が5千万、その中の5万人です。少ない。 しかしながら、ツイッターではそうは思えません。私は在韓邦人です。なので、在韓邦人を中心にフォローしています。そうすると、フォロー先の人たちのフォロー先の様子も目に入ってきます。気が付けば周り中在韓邦人だらけ。 在韓邦人のツイッター世界も、かなり多様性があります。一番目立つのは、留学生でしょうか。韓国が好きでまたは韓国で何かを学びたくて、若かったり若くなかったりする人たちが学び舎や街での経験を綴っています。それから数では日本人妻が圧倒的に多い気がします。名節のたびに義実家(シデク)との緊張関係が滲み出ていて、こっちまで緊張してきます。あと、数は少ないですが、現地で就職ビザを取って働いている人たちとかもいます。社会的には駐在員もたくさんいるのですが、ツイッターではあまり目立ちません。 人が集まれば争いも生まれます。これは古今東西変わることがありません。何も外国に来てまで喧嘩しなくてもという感じですが、やっぱり喧嘩は起きます。どこに住んでいる、何を食べている、何を言った、全てが喧嘩の種になります。火事(炎上)と喧嘩(罵り合い)はツイッターの華。 韓国現地での政治状況が在韓邦人も陰に陽に分断していると感じることがあり、面白かったです。文在寅大統領を支持するのか批判するのか、どんな不動産に住んでいるのか、子供にはどんな教育を受けさせるのか、まさに韓国人の悩みが在韓邦人の悩みそのものになっているのが感じられます。僕も他人事じゃない。 若いころには喧嘩があれば飛んで行った僕ですが、結婚してやはりというかこの頃は落ち着いています。喧嘩をするのも楽しいですが、ちょっと呼吸を置いて、みんなの顔を少しずつ観察しているのも楽しいです。 私は元々中国畑の人間ですが、華僑に関する本を読み漁っていた時期もあります。華僑は現地社会と決して摩擦を起こさないよう、政治的主張をせず、波風を立てず、商売に専念する。そういうイメージがあるかも知れませんが、まあおおむね正しいようです。振り返って韓国の日本人社会はどうでしょう。社会というほどの実態があまりないような気もします。駐在員は何年かで必ず帰国する。日本人街を作らなきゃならないほど食を含めた文化の違いも無い。あとは、日本人妻の割合が多いので、現地社会と溶け合っている雰囲気が強い。どうもそんな感じである気がします。はいそこ、そうじゃない人もいっぱいいるって反論をしようとしたそこのあなた、今わたしは概略図を描いているんですから。 この記事は「賢い移民生活:同胞編」と題しています。某ドラマのパロディですが、実際に賢く移民生活を送るためにはどうすればいいのか、同胞(日本人のこと)とどう付き合うべきか、しばしば考え込んでしまうのです。お仕事を頑張って経済的に成功したい!日本人社会とは関わり合いにならないまま現地で幸せに暮らしたい!そういう考えと、日本人たちとも程よく付き合って、いい感じに祖国との絆を保っていきたい…そういう考えが交互に訪れる気がします。 さらに言うと、何かの文学サークルのような人たちが回し読みしているらしい雑誌で、「在韓在日」という言葉もあるらしくて、要は日本で在日コリアンと呼ばれている人たちで韓国に暮らしている人たち、つまり「在韓在日コリアン」の人たちのことなのですが、そういう人たちは日本では韓国を意識させられ、大決心して韓国に来てみれば日本人扱いされ、みたいな僕には一生分からない深い深い心の傷を負わされて生きているらしい。日本人も在日も、韓国の地では日本語圏から来た何者か、みたいな雑なカテゴリに入れられるような気がします。だから仲間だよ、とは軽々しくは言ってはいけないけど。 いずれにせよ、同じ日本から来て韓国に住んでいる人たちというのも、詳しく見ていくとかなり色々な人たちがいて、全員と仲良くすることはもちろん無理でしょうけれど、かといってまるっきりシャットアウトする気にもなれない、何というかそういう不思議な圧を感じます。多分、賢い移民生活を送るためには、あまり旗幟鮮明に何らかのスタンスを取るのではなく、是々非々で柔軟に対処していくのが必要なのでしょう。同胞についても、程よく付き合っていくのが一番悪くない道なのかも知れません。

【閲覧注意】朴正熙記念館に行ってきた(ダークツーリズム)

ヤバい博物館に行ってきた。韓国のかつての独裁者、朴正熙大統領の生家である。 なお、今回の記事には非民主的な事件が記述されているので、読者には気を付けていただきたい。私には朴将軍の業績を一切称賛するつもりは無い旨を予めご了承頂きたい。これは、いわゆるダークツーリズムの一種である。 さて、朴正熙大統領(以下、朴将軍)の生家は、韓国東南部の慶尚北道、亀尾(「かめお」ではなく「クミ」)市にある。 入り口で、セマウル運動を模した銅像が出迎えてくれる。 セマウル運動といえば、朴将軍が推進した農村改革の富国強兵策のひとつである。そうそう、この記念館のある場所は、目の前の道路がなんと「朴正熙路」、もうひとつが「セマウル路」だった。 朴将軍の生家は小さな農家風の建物だった。貧しい生まれということ。 朴将軍の生家すぐ裏は山だった。 生家には廟堂が付設されている。 保守王国として知られる、この慶尚道では、朴将軍にシンパを感じる人が今でも多い。妻は大邱の出身だが、妻の母上は「あの人は立派な人、貧しかった韓国を取り合えず食えるようにしてくれた」と言っている。この生家の展示を見ると、実際貧しさから身を起こして国家発展のために生涯を捧げた立派な人に見えなくもない。だが、そんな精一杯好意的に見ようとする試みも一瞬で打ち砕かれる偏向展示が私を待ち受けていた。 生家の隣には「民族中興館」なる名前の博物館があった。展示内容はひどく偏ったものだった。 朴将軍と言えば1961年の軍事クーデターであるが、この記念館にはクーデターという単語は使われていない。5•16革命という名で美化されている。 また、朴将軍と言えば言わずと知れた親日派(チニルパ)である。日本陸軍士官学校や満州軍官学校を出て将校勤務をしたことを知らぬものはいない。が、ここでは一切そんな記述は見られない。小学校で教職を勤めて辞めた後、何かいきなり光復を迎えることになっている。 とにかく偏った記念館だった。芳名録も完全に朴将軍に私淑する親日右翼コメントばかりだった。 韓国語が読めない人のために、資料として日本語パンフレットを掲載しておく。親日右翼がこういう世界観であると知っておくことで、韓国や日本で反共を煽っているのがどういう人間なのか少しはわかるかもしれない。 (以下も閲覧注意)

韓国料理: ソルロンタン

ソルロンタンを食べに来ました。 アツアツで美味しいです。 この店はコクがあって旨い。 ソルロンタンの店は大抵キムチが旨い。 ソルロンタンにカクトゥギをぶちこんで食べるのが韓国のアジョシ(おじさん)流。 お値段は9,000ウォンです。千円弱といったところ。 #韓国料理 #ソルロンタン

イ・グゥアンフィ『これが空売りだ』21世紀ブックス、2019年(韓国語書籍)を読む

空売り(short selling/공매도)は、他人の持つ株(またはその他金融商品)を借りてきて、それを売るという行為である。ややこしいが、その意図するところは「何かの価格が下がる方に賭ける」というものである。空売りはイメージが良くない。それはそもそも他人の物を売るという行為が直観的に理解しがたいこともあるが、投資家というのはそもそも価格が上がることに賭けるのが投資だと思っているため、わざわざ価格を下げるような行為をする空売りというものに対して敵意をもつのも大きな理由だろう。 今日紹介する書籍はイ・グゥアンフィ『これが空売りだ』21世紀ブックス、2019年(韓国語書籍)である。タイトルが示す通り、この本は空売りという金融技法について総括的、学問的に広く深く述べている。先週の予告でも紹介した通り、著者のイ・グゥアンフィ教授は空売りに関する世界的な権威であり、現在韓国のソウル大学経済学部で教授職にある。 忙しい読者のために、本書のまとめとして著者が紹介している3つの提案と1つの提言から紹介したい。 ・3つの提言 1.空売り関連をインフラ拡充すべき 2.個人投資家の空売り機会を拡充すべき 3.事前的な規制に力を入れすぎず、事後的に明らかになった反則への処罰を大幅に強化すべき ・1つの提案 空売り(공매도)という呼称を、借売り(차입매도)に変えてはどうか 著者は何故このように空売りを積極的に擁護するのか?それは、空売りには市場の「価格効率性」を実現する力があるからである。 著者が言及しているたとえ話の中で、印象的なものを紹介したい。中国で、毛沢東が「すずめ」を害鳥として駆除を命じたことがある。すずめは農作物を食い荒らすからである。ところが、すずめが駆除されてしまった結果、すずめを天敵としていた害虫が増えてしまい、結果的にすずめより多くの農作物の被害が生じたという。空売りも同じである、と著者は言う。空売りそのものにも弊害はあるが、空売りを禁止してしまうと市場は正しく機能しない。空売りがないと、「適正価格(公正価格)」が実現されないのである。 例えば、空売りを規制している国では、株価に否定的な影響を与えるであろう情報は、なかなか価格に反映されない。しかし、空売りが認められている国では、素早く価格に反映される。経済学において効率的であるというのは、情報がタイムラグ無しに共有されるという意味合いがあるので、空売りが情報共有の速度に貢献しているというのは、価格の効率性の一助になっているというのと同じである。(Bris, Goetzmann and Zhu, 2007) また、香港の空売り市場の研究によれば、香港では空売りしていい会社リストというのがあり、それは定期的に更新されるという。空売りの対象となった会社の株価は、リスト登録後に実際に価格が下落するが、それは一時的な現象ではなく、下がったままである。これは、一時的に空売りによって価格が下がったのではなく、その会社の株価が本来あるべき水準に回帰したと考えられるべきという。(Chang, Cheng, Yu, 2007) 逆に、空売りが規制されると市場にどういう影響があるのだろうか?一言で言うと、空売り禁止は史上の流動性を低めてしまう。簡単なことで、空売りというのは「売り」の立場で市場に参加する権利を提供するので、空売りが禁止されればその分「売り」が減ってしまう。これが流動性を低めるということである。結果として市場効率性も阻害される。皮肉なことに、空売り規制というのは例えば相場が暴落する状況(恐慌など)で、価格下落を阻止するために金融当局が命じることが多いのだが、空売り規制をしても株価を支える助けにならないばかりか、意図とは逆に株価をさらに下げてしまう可能性さえあるのだ。(Beber and Pagano, 2013) このように、空売りというのは効率的な市場を維持するためには欠かせないものである一方で、常に批判にさらされてきた。著者のイ・グゥアンフィ教授は、2020年に韓国金融当局が空売り規制をした際に、空売りの是非をめぐる研究を依頼されたと報道された。同様に依頼を受けた同じくソウル大学教授であるアン・ドンヒョン教授が空売り規制派であるのに対し、イ・グゥアンフィ教授は空売り擁護派として知られる。 韓国金融当局は2021年5月に空売りを再び解禁する方針だが、今後の動向が注目される。特に、2021年1月に米国個人投資家が機関投資家の空売りに対抗して米国ゲーム会社の株価を暴騰させた事件の後、空売りの是非に関する注目が韓国内でも再び高まっている。韓国では2020年に国内不動産保有に関する規制が強化された後、個人投資家が不動産から株に資金を振り返る傾向が強まり、サムスン電子などを含む国内株式保有率の個人投資家率が大幅に増えているためだ。空売りが韓国で解禁された場合、米国同様に「機関投資家による空売り」対「個人投資家による買い支え」のような株式市場の狂乱が再現されかねない。 このように激しく変化する株式市場における空売りの意味を正確に理解するためにも、イ・グゥアンフィ教授の『これが空売りだ』は必読書であると言えよう。 이관휘, “이것이 공매도다” 21세기북스, 2019년 イ・グゥアンフィ『これが空売りだ』21世紀ブックス、2019年(韓国語書籍) 目次 1部 空売りとは何でないか    空売りについてのよくある誤解 ・空売り、その正体は何なのか ・ネーミングの失敗と誤解の始まり ・韓国及び米国における空売りの現状 ・空売りをめぐる制度の変化 2部 空売りの悲哀   批判ばかりされがちな空売りのための弁論 ・空売りに一石を投じるのは誰か ・「空売りが株価を下落させる」? ・「空売りが株価変動の元になる」? ・価格操作という刺激的な誘惑? ・未公開情報を利用する空売り? 3部 これが「本当の」空売りだ    予測と洞察で金融エコシステムを守る ・空売りの最大の長所:価格効率性 ・市場における異常事態と空売り ・空売りは流動性を供給する ・空売りは嘘つきに噛みつくハンターである ・多様な投資とヘッジ戦略の手段Continue reading “イ・グゥアンフィ『これが空売りだ』21世紀ブックス、2019年(韓国語書籍)を読む”