プロツイッタラーとしては四半期に一回ずつ自分の呟きを振り返る必要があると考えます。
2021年1月、2月、3月、わたくしはどういうことを考え、呟いてきたのでしょうか。
まず1月ですが、とにかく寒かったです。
1月上旬はとにかく最高気温がマイナスの日々が続いたソウルですが、この日は特に寒かった。
アナ雪に憧れて「少しも寒くないわ」とか呟いてたりもしましたが、正直死ぬほど寒かったです。死ぬほどというのは冗談じゃありません。この日ではないものの、死人が出ています。
https://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=5078391
同じ外国人労働者として、胸が痛い事件でした。
寒いととにかくテンションが下がり、1月2月はあまり調子が出なかった記憶があります。それはお財布を見れば如実に表れてもいます。やはりアツシという名前をもって生まれてきただけあり、暑い季節のほうが調子が出るようです。
生まれるといえば、絶賛二世計画中なのですが、ふと妻の親戚に言われた上記の言葉を思い出してツイッターに書いたところ意外な反響がありました。いい話風に受け取ってくれる人もいれば、実はこの発言自体男性中心主義的でもあるという視点を教えてくれる方もおり、勉強になりました。
生活はともかく、社会、政治的な関心ごとについての呟きはどうだったでしょうか。同じく2月に、言語を通じて社会を考えるための呟きをしていました。
ええ、誤字ってますとも。(女偏が正しい)
韓国語はご存じの通りハングルで表記されます。ハングルは表音文字といって、例えば英語のアルファベットのように、音を示す文字の組み合わせによって言語を表現するのですが、これは漢字のような表意文字とは全く違う構成です。漢字のような表意文字は、とにかく字そのものに意味があり、発音は指定されないのです。まあ日本語を読める時点で分かりますよね。
ツイッター含めインターネットでは、ネトウヨがよく韓国語はハングルで表意文字なので、もともとの漢字語の意味が分からなくなっていて言語として断絶している、不完全である、みたいな暴論がよく見られるのですが、それに異論があるので呟きました。
漢字には確かに意味が込められている。しかし、それらは、何千年以上前に漢字が作られた時にはそれなりに意味があっても、現代社会ではむしろ有害なものも含まれているのではないか?
例えば嫉妬というのは、うらやむというネガティブな意味のある言葉ですが、嫉にも妬にも女偏が入っています。これは女性がそういうネガティブな感情の持主であるという古代の偏見の名残です。わざわざそうしたネガティブな意味を再生産する必要があるのでしょうか?別の漢字で置き換えてもいいでしょうし、あるいはまったく違う方法で表現してもいいはずです。
ハングルが出来た時点でも、漢字というのは出来てから数千年経っていたし、そもそも韓国語と中国語は語順など言語体系が大いに異なるので、漢字に固執する意味もあまり無かったはず。
そう考えると、韓国人が多くの言語、文字体系を研究して、漢字とは全く異なる文字体系を発明して自らのものとして採用したのは、やはり偉大だったと思うのです。その偉大さがいまいち日本では理解されていないので、分かりやすくフェミニズムに喩えて呟いたところ、結構反響がありました。
韓国の話やフェミニズムの話はツイッターでは燃えがちですが、特に最近はコロナもあって日本人も自信を無くしつつあるのか、以下のツイートもかなり反響がありました。
書いたままの意味ですが、あえて付け加えるなら、韓国語読みをすると別な印象も味わえるかも知れません。
また、この四半期は韓国語のオンラインコミュニティ(掲示板みたいなの)に僕の韓国語ツイートがデビューするという記念すべきクオーターにもなりました。
訳:[韓国永住権取得のための社会統合プログラムは時間もかかるし負担なので、21日隔離+ヨモギとニンニクを食べるというので永住権をくれればいいのに]
元ネタが分からない人は「檀君神話」で検索だ!
このツイートが・・・
https://bbs.ruliweb.com/community/board/300143/read/51193003
こうじゃ(한잘알 일본인=한국을 잘 알고 있는 일본인/韓国を良く分かってる日本人)
嬉しい!
これからは韓国でお笑い芸人を目指します!
あと、こんな韓国語ツイートも意外に反響がありました。
僕が韓国の女性と結婚した日本人男性だからか、よく聞かれるのが「韓国の女性は日本の女性と比較してどう?」という質問なのですが、僕は日本では女性にモテなかったし比較出来ないんだすまんな。女性は妻しか知らぬ。なんとか見つけた愛をつかむために海を渡ってきた。という内容です。非モテは国を棄てるくらいのガッツを見せないと幸せになれない。
さて、長い冬がようやく終わろうとしています。
これ、本当に不思議なんですが、ソウルの冬は東京とは比べ物にならないくらい寒いですが、終わるときはちゃんと終わるんですよねえ。本当不思議。で、冬の間はスーツにペディンを着ていたようなサラリーマンも、徐々に暖かくなるこの時期、一年でも短いこの時期、「コート」を着ます。コートを着れるのは本当にこの時期限定!いま必死になって着ているところです^^
あと反響があった呟きといえばこれですかね。
韓国で働きたいって人は結構いるんですねえ。まあ僕のフォロワーがそういう人たちなんでしょうけど。時代は変わった!
そうそう、ツイッターといえば最近、日記をつけるのにも活用しています。
「前の日の出来事を翌日の朝日記に書く」という運用なのですが、意外と面白くて続いています。日本語でつける週もあるし、韓国語でつける週もありますが、何となく頭の整理になるのでこれからもやってみようと思います。長く書く必要が無いのがツイッター日記のいいところでしょうか。
来週にはいよいよ4月!ようやく暖かくなってきたこの時期、どんな出来事が待っているでしょうか?今から楽しみです!