「ぐずぐずするな」を英語で言うと? ― Economistで見つけた does not hang about

英語を勉強していると、

study

work

improve

のような基本単語は覚える機会が多い。

一方で、ネイティブが日常的に使うのに、日本の英語教育ではほとんど出てこない表現もある。

最近 The Economist を読んでいて、そんな表現に出会った。

Though much like Alexander himself, this history does not hang about.

アレクサンダー大王の伝記を評した一文だ。

hang about とは何か

hang about は、

ぶらぶらする

長居する

ぐずぐずする

という意味を持つ。

例えば、

Stop hanging about and get started.

ぐずぐずしていないで始めなさい。

というように使う。

日本人が学校英語で習う機会は少ないが、イギリス英語では比較的よく見かける表現だ。

この書評ではどういう意味か

書評の著者は、

This history does not hang about.

と言っている。

直訳すると、

この歴史書はぐずぐずしない。

少し意訳すると、

この本はテンポが速い。

話がどんどん進む。

無駄な説明で立ち止まらない。

という意味になる。

さらに面白いのは、

much like Alexander himself

という部分だ。

つまり、

アレクサンダー本人と同じように、この本もぐずぐずしない。

と言っている。

歴史上最もせっかちな人物の一人を評するには、なかなか洒落た表現だと思う。

ビジネスでも使える

実はこの表現、仕事でも応用できる。

例えば、

We can’t hang about.

ぐずぐずしていられない。

Customers aren’t hanging about.

顧客は待ってくれない。

The market won’t hang about.

市場は待ってくれない。

私が働く半導体のスポット市場でも、まさにそんな世界だ。

朝見積もった在庫が午後には売れていることも珍しくない。

まさに、

The market does not hang about.

である。

学校では習わない英語

私は英語学習で、

buy in

chew over

simply did not stop

のような表現が好きだ。

単語帳には載っていない。

しかし実際の英語では頻繁に出てくる。

今回の

hang about

もその仲間だと思う。

英語を勉強していると、つい難しい単語ばかり覚えたくなる。

しかし実際にネイティブらしい英語を書く人ほど、

こうした何気ない表現を自然に使う。

The Economist を読んでいて面白いのは、まさにそういう発見があることだ。

今回覚えた表現。

This history does not hang about.

私ならこう訳したい。

この本は、一切ぐずぐずしない。

Published by Atsushi

I am a Japanese blogger in Korea. I write about my life with my Korean wife and random thoughts on business, motivation, entertainment, and so on.

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