英語を勉強していると、時々「なるほど」と思う単語に出会う。
最近聞いたHBR(Harvard Business Review)のポッドキャストで、こんな表現が出てきた。
Let’s take two extreme ends of the continuum.
直訳すると、
その連続体の両極端を見てみましょう
という意味だ。
continuumとは何か
continuum は日本語で
「連続体」
と訳される。
最初は難しそうに聞こえるが、実は日常でよく使う考え方だ。
例えば、
- 暑い ↔ 寒い
- 左派 ↔ 右派
- リスクが低い ↔ リスクが高い
こうしたものは、
「どちらか一方」
ではなく、
その間に無数の状態が存在する。
これがcontinuumだ。
人間は二択で考えたがる
面白いのは、
人間は本能的に物事を二択で考えたがることだ。
- 成功か失敗か
- 勝ちか負けか
- 正しいか間違いか
- 買いか売りか
しかし現実はそう単純ではない。
ほとんどの問題はグラデーションになっている。
投資でも同じ
最近、僕自身も投資について色々考えている。
以前の僕の頭の中には、
- 全部株
- 全部現金
しかなかった。
しかし実際には、
- 現金
- 定期預金
- 国債
- 高配当株
- REIT
- 成長株
と無数の選択肢が存在する。
つまり、
投資スタイルもcontinuumなのだ。
国債の勉強を始めて特に感じる。
以前は、
リスク資産か、無リスク資産か
という二択で考えていた。
しかし実際には、
その間に様々な選択肢が存在する。
営業でも同じ
営業の世界でも、
顧客対応は
- 強く押す
- 引く
の二択ではない。
価格を押す方法もあれば、
納期を押す方法もある。
技術サポートで差別化する方法もある。
人脈で突破する方法もある。
ベテラン営業ほど、
白黒ではなく、
その間のグラデーションを見ている気がする。
なぜこの単語が好きなのか
continuumという単語が好きなのは、
英単語そのものよりも、
その背後にある考え方が好きだからだ。
世の中の大半の問題は、
YesかNoかではない。
白か黒かでもない。
その間のどこかに答えがある。
だから、
誰かが
「どっちが正しいの?」
と言ったら、
一度立ち止まって考えたい。
もしかするとその問題は、
正解を選ぶゲームではなく、
continuumのどこに立つかを考える問題なのかもしれない。
今日の英語
continuum
(名詞)
連続体、連続的な範囲、グラデーション
例文:
Political views exist on a continuum.
(政治的な考え方は連続体として存在する。)
Let’s take two extreme ends of the continuum.
(その連続体の両極端を見てみましょう。)
英語力だけでなく、物事の見方まで少し変えてくれる単語だと思う。