Harvard Business Review Podcastで出会った3つの面白い英語表現

最近、Harvard Business Review Podcastで「会議」をテーマにしたエピソードを聞いていた。

内容そのものも興味深かったのだが、英語学習者としては思わずメモを取りたくなる表現がいくつか出てきた。

今回はその中でも特に印象に残った3つの表現を紹介したい。


1. My calendar runs my life

出演者がこんなことを言っていた。

On my worst days, my calendar runs my life.

直訳すると、

「私のカレンダーが私の人生を支配している」

である。

本来なら、

I run my calendar.

のはずだ。

ところが主語と目的語が逆転している。

つまり、

自分が予定を管理しているのではなく、
予定に管理されている

という意味になる。

管理職や営業職なら思わず苦笑してしまう表現ではないだろうか。

私自身、外資系商社で営業課長として働いているが、

  • 顧客会議
  • 社内会議
  • Teams会議

で一日が埋まる日がある。

そんな日はまさに、

My calendar runs my life.

である。


2. To carp about the negative

司会者はこんなことも言っていた。

We’re not here today to carp about the negative.

ここで出てきた

carp

という単語が面白かった。

carp は魚の「鯉(こい)」として知られているが、動詞では全く別の意味になる。

文句を言う
ネチネチ批判する
ぐちぐち不満を述べる

という意味だ。

したがって上の文は、

「今日は悪い面について文句ばかり言うために集まったわけではない」

という意味になる。

単なる complain よりも、

「また始まったよ……」

と周囲が思うようなネガティブな響きがある。

例えば、

Stop carping about everything.

なら、

「何でもかんでも文句を言うのはやめなさい」

という感じになる。

ビジネス会議にも一人くらいはいるタイプかもしれない。


3. To rope it down

会議削減の話の中で、こんな表現も出てきた。

No matter how we try to rope it down, it comes back.

文脈的には、

どれだけ会議を減らそうとしても、
結局また増えてしまう

という意味である。

rope は本来、

ロープ

という意味だ。

そこから、

ロープで縛る
抑え込む

というイメージで使われている。

つまり、

rope it down

は、

抑え込む
封じ込める

というニュアンスになる。

会議をまるで暴れ馬や怪獣のように扱っているのが面白い。

どれだけ抑え込んでも、

気づけばまたカレンダーが会議で埋まっている

という経験は、多くのビジネスパーソンに心当たりがあるだろう。


おわりに

今回面白かったのは、

My calendar runs my life.

To carp about the negative.

To rope it down.

の3つだった。

どれも難しい単語ではない。

むしろ、

  • calendar
  • run
  • rope

のような中学レベルの単語が中心である。

しかしネイティブは、こうした単語を組み合わせて鮮やかな表現を作る。

英語学習を続けていると、

「単語を知っていること」と
「表現を知っていること」は別物

だと改めて感じる。

Harvard Business Review Podcastは経営やマネジメントの勉強になるだけでなく、こうした生きた英語表現に出会えるのも魅力だと思う。

Published by Atsushi

I am a Japanese blogger in Korea. I write about my life with my Korean wife and random thoughts on business, motivation, entertainment, and so on.

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