最近読んだThe Economistの記事で、久しぶりに面白い英語表現に出会いました。
それが
chew over
です。
記事中ではこんな形で使われていました。
Investors, for their part, are still chewing over the announcement.
直訳すると、
投資家たちはまだその発表を噛んでいる
になります。
もちろん実際にはそんな意味ではありません。
chew over の意味
chew は「噛む」です。
そして chew over は、
よく考える
じっくり検討する
咀嚼するように考える
という意味になります。
日本語でも
「話を咀嚼する」
と言いますが、かなり近い感覚です。
例えば、
Let me chew it over.
なら
少し考えさせてください
という意味になります。
また、
We are still chewing over the proposal.
なら
その提案についてまだ検討中です
という意味になります。
なぜ面白いのか
英語には「考える」を意味する表現がたくさんあります。
think about
consider
review
evaluate
などです。
しかし chew over には、
単に考えるだけでなく、
すぐに結論を出さず、
頭の中で何度も噛みながら整理する
というニュアンスがあります。
そのため、
重要な判断や意思決定の場面でよく使われます。
ビジネスで使える表現
すぐに使えるのは次のような例です。
Let me chew it over and get back to you.
少し検討してからご連絡します。
I’ll need some time to chew this over.
これについて少し考える時間が必要です。
Management is still chewing over the proposal.
経営陣はまだその提案を検討中です。
どれも会議や商談で自然に使えます。
私はまだ仕事で見たことがない
実は私はアメリカ系商社で働いていますが、
少なくともメールではこの表現を見た記憶がありません。
ただ、The Economistではごく自然に使われていました。
つまり、
「知らないと困る超重要表現」ではないものの、
ネイティブにとっては普通の表現なのでしょう。
こういう表現に出会うたびに思うのですが、
英語学習は単語帳よりも良質な英語を読み続ける方が面白いですね。
今回の収穫は chew over でした。