「疲れた」では足りない。HBRでも見かける frazzled という表現

英語で「疲れた」と言いたければ tired で十分だ。

しかし、先日読んでいた Timeboxing に関する本の中で、もっと面白い単語に出会った。

Many of us are therefore more perplexed, bewildered, frazzled, anxious or depressed than we should be.

この中の frazzled である。

辞書を引くと、

exhausted and mentally stressed

つまり、

へとへとで、なおかつ精神的にも消耗している状態

を指す。

単なる疲労ではない。


「疲れた」と「frazzled」の違い

例えば、昨日あまり寝ていなかった。

そんなときは、

I’m tired.

で十分だ。

しかし、

  • メールが次々に来る
  • Teams通知が鳴る
  • 会議が続く
  • 客から催促される
  • やるべきことが多すぎる

そんな状況で神経がすり減っているなら、

I’m frazzled.

の方がしっくりくる。

疲れているというより、

「頭の中が散らかり過ぎて限界に近い」

という感覚だ。


現代人を表す単語

この本の著者は、

私たちは無数の選択肢、SNS、通知、アルゴリズムに囲まれ、

本当に重要なことに集中できなくなっていると言う。

その結果、

  • perplexed(困惑し)
  • bewildered(途方に暮れ)
  • frazzled(神経が擦り切れ)
  • anxious(不安になり)
  • depressed(落ち込む)

状態になる。

なるほどと思った。

現代人は必ずしも肉体的に疲れているわけではない。

むしろ、

常に何かに反応し続けることで注意力が分散し、

精神的に消耗している。

その状態を表すのが frazzled なのだろう。


私自身も思い当たる

営業の仕事をしていると、

必ずしも難しい仕事ばかりで疲れるわけではない。

むしろ、

  • メール確認
  • 社内フォロー
  • ステータス確認
  • 出荷手続き
  • 細かな調整

といったタスクが次々に割り込んでくる。

一つ一つは大した作業ではない。

しかし、それらが絶え間なく続くと、人は疲れるというより frazzled になる。

だから最近読んでいる Timeboxing の考え方にも惹かれる。

本当に価値を生む仕事に集中する時間を、意図的に確保する。

そうしないと、私たちは「忙しい」のではなく、「frazzled」な状態のまま一日を終えてしまうのかもしれない。


英語を勉強していると、単語を覚えるだけでなく、その単語が必要になった背景まで見えてくることがある。

Frazzled は、まさに現代社会が生み出した単語の一つだと感じた。

Published by Atsushi

I am a Japanese blogger in Korea. I write about my life with my Korean wife and random thoughts on business, motivation, entertainment, and so on.

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