Keep at It の意味とは? ― 「才能」よりも「しつこさ」が勝つ瞬間

英語を勉強していると、短いのに妙に心に刺さる表現に出会うことがあります。

その一つが、

Keep at it.

です。

一見すると簡単な単語ばかりです。

  • keep = 続ける
  • at = ~に向かって
  • it = それ

しかし、この表現は単なる「続ける」ではありません。

Keep going との違い

例えば、

Keep going.

は、

「前に進み続けろ」

という意味です。

一方、

Keep at it.

は、

「その問題に食らいつき続けろ」
「諦めずに取り組み続けろ」

というニュアンスになります。

何か難しい課題にぶつかっている人に対して、

Keep at it. You’ll get there.

(諦めずに続ければ、きっとできるようになるよ。)

のように使います。

『The Algorithm』の中での使われ方

私が最近読んでいる『The Algorithm』では、運転中のスマホ使用を防ぐアプリを開発しようとした起業家の話が出てきます。

問題はシンプルでした。

「車の中で、どのスマホが運転手のものなのか判別できない」

Appleも、Stanford大学の研究者も、

It cannot be done.

(それは不可能だ)

と結論付けていました。

ところが著者は諦めません。

そして次のように書いています。

I kept at it.

たった4語です。

しかしこの一文には、

  • 専門家に否定されても
  • 解決策が見えなくても
  • 周囲に無理だと言われても

考え続けた、調べ続けた、挑戦し続けた

という意味が凝縮されています。

日本語なら、

粘った。

が一番近いかもしれません。

「不可能」と「未解決」の違い

この章のタイトルは、

Sometimes, “Impossible” Means “Unsolved”

(「不可能」とは、しばしば「まだ解かれていない」という意味だ。)

です。

多くの場合、人は

難しい

無理

と考えます。

しかしイノベーションは、

難しい

まだ解決されていないだけでは?

と考えるところから始まります。

そして、そのために必要なのが

Keep at it.

なのです。

日常会話での例

英語圏では非常によく使われます。

I’ve been studying Korean for six months.

Keep at it!

(韓国語を半年勉強してるんだ。)
(そのまま続けなよ!)

あるいは、

Learning English takes time. Just keep at it.

(英語の習得には時間がかかる。とにかく続けよう。)

のような使い方です。

まとめ

Keep at it は、

単なる「続ける」ではありません。

諦めずに食らいつく

粘り続ける

問題に向き合い続ける

という意味です。

才能がある人が成功するとは限りません。

運が良い人が成功するとも限りません。

しかし、多くの成功事例に共通するものがあります。

それは、

I kept at it.

と言えることです。

Published by Atsushi

I am a Japanese blogger in Korea. I write about my life with my Korean wife and random thoughts on business, motivation, entertainment, and so on.

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